邦題はうろ覚えですが、「ハロウィンがやってきた」とかいう題だったと思います。
ブラッドベリ作品は、学校の図書館でずらっと並んでいたハードカバーのシリーズを片っ端から読みました。
なにしろ翻訳が素晴らしい。日本人は素直に翻訳を読んでも十分です。
…というか、ブラッドベリの表現は、文章自体は難しくないのですが、とても感覚に訴えるもので、言葉遊び的に次々と類義語を並べたり、擬音も沢山含む(部分がある)ので、
英語が母国語でない人が、それを正しく読もうとしたら、いちいち辞書が必要でしょう(私は音感(?)でなんとなく読んでますが)。
舞台は、ブラッドベリ作品ではお馴染みの、アメリカの適度にのんびりした町。
時はハロウィン。
町はずれの、幽霊屋敷のような館を訪ねた少年達が、
屋敷の主の謎の男、その名もマウンドシュラウドとともに、
死神に人質にとられた友人を取り返すため、ハロウィンの起源を辿る旅をする。
それはもう、めくるめくイメージの洪水です。
改めて読んでみて、
私が、ヨーロッパの様々な土着の宗教に興味を抱いたきっかけの1つは、
高校生の時に読んだ、この作品だったかもしれないと思いました。