小説・戯曲本(とりあえず)

イギリス人の著作

宝島
ロバート L.スティーブンソン 作
私にとって、元祖“ワクワクドキドキ”物。 大好きです。
不思議の国のアリス
ルイス・キャロル 作
ディズニー紙芝居で触れたのが最初ですが、原作はそんなものじゃなかったのですね。 ナンセンスな言葉遊びの連発&こまっしゃくれた少女像。 ところで福島正実氏の翻訳、言葉遊びの部分に、ルビを利用して元の単語の音を併記する試みが、 英語通には嬉しいと思います。
ピーター・パン
ジェームズ・バリ 作
生まれて七日目にピーターはケンジントン公園に飛んでいき、 色々とあってお母さんの元に戻れなくなってしまいました。
(「戦後」と呼ばれた時代の翻訳で…丁寧に訳されてはいるのですが、 回りくどい敬語の文体が、内容を遠く感じさせるのです。きっと原文はもっと普通。)


ドイル傑作集
1:ミステリー編/2:海洋奇談編/3:恐怖編
コナン・ドイル 作
短編集です。多分、初めて買った"文庫本"だったかと。 当時は子供向けの文庫シリーズなんて無かったので、大人っぽく感じたものです。

ロミオとジュリエット
ウイリアム・シェークスピア 作
中学生の頃、演劇部の友人とバルコニーのシーンを読み合わせしたものです。 当時は「男役」でしたので…ええ。その友人は当時、ヅカファンでしてね。
ベニスの商人
ウイリアム・シェークスピア 作
高校教育の一環で舞台も観ました。 故・小池朝男氏のシャイロックはコロンボとは別人でした。 出演者の中で唯一、長台詞をしっかり自分のものにして、見事に操っておいででした。
マクベス
ウイリアム・シェークスピア 作
英文科の必修で原文にも触れました(なので英語版も持ってます)。 この時代の英語はModern English(近代英語)と呼ばれる"古風な英語"です。 映画も観ました。荒涼・殺伐・凄惨。衝撃を受けた覚えがあります。

オリバー・トゥイスト
チャールズ・ディケンズ 作
劇団四季のミュージカル「オリバー!」を観たのが先です。 朱に染まっても赤くならない純真無垢な少年オリバーは、感動的ですが嘘っぽくもあり、 でも、アートフル・ドジャー等の有名脇役が盛り立てています。
クリスマス・キャロル
チャールズ・ディケンズ 作
クリスマスになると毎年のように放映されるミュージカル映画の原作。 ディケンズ作品って、英米人にとっては、誰もが知っている文化の一つのようです。
二都物語
チャールズ・ディケンズ 作
フランス革命前のパリとロンドンが舞台。 貧乏人の描写に迫力があります。 この時代の爛熟したフランス貴族文化をどうも好きになれないのは、 その裏で搾取し尽くされていた平民側に同情するせいかも。
(ところで、巻末の「解説」で翻訳者が“批評家”と化し、著者の技量を斬っているのですが… 語彙選択も文章表現も雑な印象を否めない翻訳文と比べてしまうと、どうにもアンバランス。)


サロメ
オスカー・ワイルド 作
戯曲。オーブリー・ビアズリーの挿絵が目当てで購入しました。 ビアズリーの絵は親の“世界名画集”にも収録されていて、 子供の頃から妙に気になっていたのです。
ドリアン・グレイの画像
オスカー・ワイルド 作
たまたま観たB級映画のドリアンは女優だったのに、原作では妖しい美青年でした。

リリス
ジョージ・マクドナルド 作
英国ファンタジー文学の元祖だそうです。 印刷術が発達する以前からの蔵書が並ぶ古い屋敷の図書室から、 観念的な異世界に飛び込んだ、頼りない青年の冒険譚。 物語としては、ファンタジーブームで掘り起こされるまで、埋もれていたのもわかる気がしましたが、 個々のイメージは豊かで、あちこちに創作のヒントが転がっているようです。

ダム・ウェイター(料理昇降機)
ハロルド・ピンター 作
不条理劇。 高校の演劇部室の奥に、複製された台本が何部も眠っていたので、1部もらってきました。 その後、知人の知人がミニシアターで上演したのを観ました。 地下の狭い空間で男が二人、不可解な状況と異様な緊張。息づまる熱演でした。

カナダ人の著作
赤毛のアン
ルーシー M.モンゴメリ 作
子供の頃は、この手の"少女物"はピンとこなかったのですが、 大人になってから読むといいものです。

アメリカ人の著作(少ないなぁと思ったら、大半は図書館で読み漁ったのでした。)
トム・ソーヤの冒険
マーク・トウェイン 作
アメリカ人の心の故郷。

スティング
ロバート・ウィバーカ 作
シカゴの詐欺師のお話。 高校生の時にTV放送された映画を観て、遅ればせながら友人と共に大ハマリしたのです。

チョコレート戦争
ロバート・コーミア 作
所属組織に抵抗して潰されていく十代の少年を描いた、救いの無いヤングアダルト小説。

フランス人の著作(「文学を志すならフランス語」というのもわかる気がした頃もありました)
星の王子様
アントワーヌ・ド・サン=テグジュペリ 作
親から与えられたのは、私の年齢がまだ1桁の頃で、 著者による挿絵も含めてそれなりに愛着はあったのですが、 大人になって読み返したらピンときました。

十五少年漂流記
ジュール・ベルヌ 作
ブリアン萌えでした。 武部本一郎さんの表紙絵と岩井泰三さんの挿絵も好きで、 子供心に挿絵画家という職業を意識した本の1つです。 (岩井泰三さんといえば『少年探偵団』のシリーズも。)

三銃士
アレクサンドル・デュマ 作
大好きです。第2外国語でフランス語をとればよかったなぁと思いました。 全く性格の違う4人だから面白いのは勿論ですが、私はやはりアラミス派ですね(美形好き)。 この時代の衣装も妙にツボなんですよ。

青い鳥
モーリス・メーテルランク 作
内容はお馴染みの戯曲。表紙絵が当時のTVアニメなのが、今となっては悲しい。
ペレアスとメリザンド
モーリス・メーテルランク 作
戯曲。幻想的で儚げな悲恋物。文庫ですが、端正な豪華挿絵に惹かれて購入しました。カラーで見たいなぁ。 ちなみに、ガブリエル・フォーレが作曲した劇音楽も素敵なのです。

ジェルミナール
エミール・ゾラ 作
家にあった全集ものより。 青年が社会主義革命に身を投じるに至るまでの話。 老人から子供までが過酷な重労働をして生きている炭坑労働者の生態と、 炭鉱の大水害事故が、非常に印象的でショックを受けました。

ドイツ人の著作
デーミアン/聖母の泉
ヘルマン・ヘッセ 作
家にあった全集ものより。 ローティーンの頃、いけない本を読んでいる気がしました。

城/変身/判決/流刑地にて
フランツ・カフカ 作
家にあった全集ものより。いやぁ…中高生の頃にハマりました。 閉塞感とか、わけもわからずに追いつめられた状況とか、 妙に共感できるのでしょうかねぇ。

ロシア人の著作
かもめ/他
チェーホフ 作
家にあった全集ものより。 代表作の戯曲よりも、同時収録の短篇で、下働きでコキ使われている子供が、 大量のジャガイモの皮を剥きながら幸せな夢を見る可哀想な話が、やけに印象に残っている…

オランダ人の著作
みんなの広場
アン・ルッヘンス・ファンデル・ルフ 作
白人、黒人、中国人の子供達のグループが、 「遊び場の荒れ地を守ろう」と、一致協力して頑張る話。 子供達の前に現れる謎の老紳士はユダヤ人。 オランダの小学校の教材になっているそうですが、変な説教臭は無く、 子供達も大人達も面白いのです。 イエンニ・ダレンノールドさんの素朴で可愛い挿絵も好き。

フィンランド生まれのスウェーデン系の著作
ムーミン谷シリーズ
楽しいムーミン一家/ムーミン谷の彗星/ムーミン谷の仲間達/ムーミン谷の夏祭り/ ムーミン谷の冬/ムーミンパパの思い出/ムーミンパパ海へいく
トーベ・ヤンソン 作
日本版のアニメ絵よりも、ヤンソンさんの絵の方が断然好きだなぁ。 (でも子供の頃は、旧版アニメの“ギターを弾くおじさんスナフキン”に憧れていました。)
物語やキャラクターの雰囲気も、日本版アニメとは一味違うんですよ。


コロンビア人の著作
エレンディラ
ガブリエル・ガルシア=マルケス 作
"大人のための残酷な童話"だという、幾つかの短篇+中篇。 貧しい土地の濃厚な風土における猥雑な人間達の混沌とした営み。妙に好きです。

日本人の著作
ぼくのおじさん
北杜夫 作
小学生向けですが、冷静な甥っ子の目で観察されるダメダメな叔父さんのダメっぷりが、今読んでも可笑しい。 挿絵が若かりし頃の和田誠さん。全く画風が変わらないのはすごいや。

銀河鉄道の夜
宮沢賢治 作
表題作の他に、「グスコー・ブドリの伝記」や短篇が数点。 無理に標準語で書いている印象を受ける文体はややぎこちないですが、 それもまた、素朴で実直な作品の味の一部なんでしょうね。 外人による評価の方が高いとか?

ブンとフン
井上ひさし 作
多感なローティーンの頃に友人と共にウケまくった"言葉遊び系ナンセンス小説"。 初めての味でした。

ようこそ地球さん
星新一 作
親のなんですが私のところに。
子供心に、おもしろいなーと思ったものです。

おのぞみの結末/白い服の男/妄想銀行/きまぐれ暦/にぎやかな部屋
星新一 作
妹のなんですが私のところに。
氏の書かれる話って一見荒唐無稽なようですが、 なんかこのごろ、ふと思い当たる現象も起きはじめているような気がします。


剣客商売
池波正太郎 作
妹に借りて読んだのですが、バランスをとるため挙げました。 洗練された簡潔な文体で描写される、美味しそうな江戸料理の数々―って違うか。 でもホント、美味しそうなんですよね…大二郎さんの根深汁(長ねぎの味噌汁)さえも。

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